インプラント 渋谷ハプラス歯科心拍数と集中力の関係[2018/07/30]
こんにちは。
矢野です。
台風がきて涼しくなり、
去ってまた暑くなりました。
当院では外科手術をする際に、必ず生体情報モニタを使用します。
これで何を計測するのか?
バイタルサイン(生命兆候)です。
この機械では、血圧・脈拍数・呼吸(末梢血酸素飽和度)を計測します。
外科処置ですから、生体反応をきっちりモニターすることで、安心安全な状態を維持できるように心がけます。
全身の疾患を抱えていらっしゃる患者様には一層の注意が必要となります。
緊張すると、自律神経の影響で、心拍数が上昇したり、血圧が上がったりします。
先日の外科手術の際には、
患者様は、はじめてのインプラント埋入手術ということもあってか、
心拍数も上昇し、血圧も若干高めでした。
浸潤麻酔薬の中にはアドレナリンが含有されているので、
麻酔後は一定時間血圧と心拍数がさらに上昇します。
モニターの心拍の電子音を聞きながら、
拍動が早いなとか
少し落ち着いたなとか
いろいろ考えながら治療をしました。
そして治療の際にふと思ったことがあります。
「手術をしている自分の心拍数はどうなっているんだろうか。」
すごく気になりましたが、生体モニターを装着しながら手術をするわけにはいかないですし、
手軽に計測できるように、
今流行りのウェアラブルデバイスを購入してみました。
このような感じで
軽くてなかなかスタイリッシュに計測してくれます。
気になる結果ですが、、、
こんな感じでした。
手術時間は
11:30-12:30
までの1時間でしたが、
平均心拍数は
超「正常」。。
術野での出血もありますし、脳内アドレナリンも出てるので
心拍数はそれなりに上昇しているかと想像していましたが、
予想外に穏やかな心拍数でした。
面白かったのは、
通勤時間に90/分近くまで上昇していたことです。
おそらく満員電車のストレスの影響です。
心理学の研究によると、
ストレス環境下におかれると、
不安や緊張を感じて、交感神経が優位になり、
心拍数が上昇したり、リズムが乱れたりするそうです。
逆に
ストレス感情がら解放されて、
集中できているときは、
リラックスした状態で、副交感神経が優位になり、
心拍リズムは安定するそうです。
今回判明したのは、
少なくとも私は、
大きなストレスを感じることなく
集中した状態で治療できているということです。
外科手術自体は決してストレスフリーな行為ではありませんが、
それでもスタッフも、私も、患者様も
ストレスを極力感じないようにいろいろ工夫できるものだと実感しました。
今思えば、
音楽や、歯科ユニットの選定、内装、理事長と業者さんといろいろ工夫したのを思い出しました。
アシストもストレスフリーで治療できるような環境をつくってくれています。
あとは患者様が治療中のストレスを極力感じないように、
日々、研鑽を積んでいきたいと思います。
矢野