渋谷ハプラス歯科ドン底の年末。[2021/12/29]
歯医者歴17年で、1万人ほどの患者さんを診て参りました東京で4つの歯科医院を運営していますハプラス歯科の木村と申します。今日はある真面目な経営者は年末に落ち込むということをお話します。
クリスマスが終わると、年末までは本当に早いですよね。
おかげさまで2021年も事故なく、トラブルなく歯プラスは昨日全ての診療を終えることができました。無事どころか、コロナもあったにもかかわらず多くの患者様に戻ってきていただき、新規の患者様にもお選びいただき、業績は堅調で、お金の面では不安なく、枕を高くして眠れる年末となりました。業績は皆に還元できました。2019年夏には緊急宣言で医院を4つ全部閉めた影響でボーナスも出せなかったのですが、その分をこの冬に社員に支給できました。スタッフの皆も喜んでおります。ご来院いただいた患者様、ありがとうございました。
さて、なのに何がどん底?というタイトルなのですが、どうやら当院の仕組みと私の性格だと年末は必ず暗い気持ちになる運命のようです。過去ブログ読んでみても、年末ごろは、バタバタしてすみませんとか、ひっそりクリスマスとか、患者さんたちに詫びる記載が多く見受けられます。
どん底暗くなる最大の理由は、年末で切りよく辞める(卒業する)スタッフが一定数いるからです。歯医者さんたちは自分の夢として、独立開業したいものですし、女性スタッフたちも経験を積むためとか、ずっと立ち仕事ですし俗にいう3Kの仕事の部類なので、4・5年務めて違う職場も経験してみようとなるのは自然のこと。そうならないように給与や福利厚生だとか、なんとかつなぎ止めるのですが、それでもやっぱり何人かは年内いっぱいで辞める。
ですので私は1年の中で年末が一番辛く、暗く、どん底です。
でもその底があるから、また何くそと思い、年明けから新たな課題を設定して夢に向かい、成長してこられたのでもありますが。「休眠打破」、という言葉がありまして、毎年4月に社員に話すのですが、桜の花はある一定以下の低温が冬になければ咲かないそうでして、その時期がまさに今の冬の時期。私たちにとってもそうです。また人手不足になるので年明けから大変です。
池袋で献身的に尽くしてくれた河内院長が独立するとのことで年内いっぱいでご卒業。
渋谷を立ち上げてくれた矢野元院長も独立するとのことで年内いっぱいでご卒業。
よく尽くしてくれた助手さん、多分尽くしすぎで心身が辛いとのことで、ご退職に。
衛生士さんお一人、韓国に留学という目標を叶えてご退職に。
皆それぞれに、おめでとうだったり、お疲れ様でしたなのですが、
やっぱり私はどん底です。ありがたい気持ちも大きいぶん、つらすぎる。しばらくは落ちこみます。しっかり落ちます。
そしてたぶんまた年明けから、頑張ります。
そんな年の瀬です。
ハプラス歯科 理事長 木村