あまりお金のかからない趣味の一つに山登るというのがあります。

東京で５軒ほど歯医者をやっております責任者の木村と申します。結構高い山、登るんですよね。日本で高い山から順番に登っておりましてTOP10が半分終わるくらいです。

それで、

皆さま私は今、標高3000メートルのところにいます。ここまで来ると、空気の薄さを感じることができまして、へとへとで、少し活動するとハアハアいいます。Sp O2はいま95くらいでしょうか。

登り始めは雨でずぶ濡れになりましたが今は晴れ、東京から宇宙まで3000メートル近づいたので、星がすごく綺麗です。天の川がしっかり見え、流星は１０分に１個ほどは見えます。常に何かの人工衛星が動いています。

良い趣味してます。

よく言われている事ですが社長業をしていると、24時間365日仕事のことが頭から離れません。自然の中での運動は最高の健康維持法の一つであることは多くの研究で明らかになっているのですが、それは、

例えば今回の山行では、途中の24時間くらい、携帯の電波がつながらない時間を持てました。地上の聖域です。

途中で、辛さ+恐怖で、進むこと、登ること以外何も考えられず、全てというと患者様やスタッフの皆さん、家族の事や友人の事、全部忘れて最後は自分のことすらも考えられない時が何十回もあり、

難しくて面倒な仕事全般はもちろん、本当に無我、何も考えない時間を持てました。

新田二郎原作の「孤高の人」というのがヤンジャンから漫画にされたんですけれど、作中で主人公の極限状態で、俺は自由だ、みたいな感覚になる描写がありまして、質や意味合いは全然違うと思いますが自由を感じたりいろいろ忘れられるのが、この趣味の良さだと思います。

山の死は迷惑かけるので安全な道しか行かないと決めてるのですがそれでも自己責任、こりゃ危ないというポイントもあり、自分亡き後の医院と会社の整理、患者さまの引き継ぎ、家族へのことなど、遺言の更新につながる頭の整理も、良案も思いつき湧いて、まとまります。

おトイレに水が流れない。お風呂に入れない。これが２大デメリット。

それが許容できるのであれば、確実に痩せるなど運動効果やメンタル効果もですが、

ご飯美味しいとか、水と空気が美味しいとか、良くてですね

何よりめったなことでは動じなくなった自分でも色んな感動できたり驚いたりする瞬間ありますので、今は山の人気も上がって入りやすくなりましたので一度やられてみるといいと思います。自分みたいな中年ばかりでなく、若い人も女性も割といます。

ちなみに東京の近所には西側だと高尾山。東側だと筑波山と、お手軽な低山が割とあり、そっちでもいいと思います。都心から3時間で行き登り帰り、完結します。それでもはじめはじゅうぶん気持ちいいです。

と、趣味とか歯と関係ない事ばかり書いていて、当サイトはGoogleに歯医者と認識されてないのでは？と言われたので一応歯医者、専門家らしいことを記載しておきますと、

2500メートル以上の高所に行く時は歯科治療はキリの良いところまで終わらせておくほうが良いです。特に歯内療法は要注意で、歯髄腔内圧の変化からトラブルを招きやすいです。私は古い治療も有効と考えたまにペリオオドンやビタペックス使いますが、そんな時に注意。飛行機も良く質問されますが、旅客機なら現代はキャビンの気圧が0.8、ちょうど2000メートルのとこに保たれてるのでほぼ大丈夫。2000メートルまでは個人的には歯に気圧は感じませんので、良いでしょう。

インビザライン、矯正していますが、山なんかは行動中、行動食直後の歯磨きなんかは無理なので、アライナーやリテーナーはネトネトに汚くなります。歯周病、特に虫歯リスクは高くなります。定期検査が必須となり、そんな活動の後の検診では衛生士にその旨言って診てもらうと良いと思います。

雨の中出発。雨は要注意でおすすめでできんのですが、慣れてくるとカエルに会えたりお花も緑も綺麗だったり、また良いものです。

この頃もうへとへと。今回は山界屈指の人気の一座、後ろに見えますとんがったお山に行ってきます。途中の高いのにもついでに登っときます。

今回は途中で靴が壊れました。修理して継続。何があっても自然での趣味は自己責任です。

ほんま、上のほうは下界と違う気がします。気持ちいというか違う気もちになります。抑鬱の改善に有効です。

お弁当中。ごはん、美味しいです、たくさん食べても痩せられます。唾液の低下、糖質摂取によるPH低下、食いしばりなどで口腔内環境は悪化します。下山後は念入りなケアをお勧めします。

木村