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インプラント 新宿ハプラス歯科サイナスグラフトの低侵襲化を[2021/03/05]

東京でほぼ毎日口腔外科手術を行っているハプラス歯科の木村です。
なるべく1回で、手術は終わらせようと思っています。患者さん辛いですから。
増骨、サイナスリフトというとすごいことに思えますが、やらないで済むのであればやらない方がいいです。でも日本人の正常な中高年の場合、上顎臼歯部は上顎洞の空洞化によって3から5ミリくらいしか骨が残っていない場合がほとんどです。よって、サイナスリフト、となります。
以前はしっかり剥離して、横から骨壁も除去してのラテラルウインドウアプローチにしていましたが、最近は抜いた歯の穴からさらに縦方向にシュナイダ膜を剥離してサイナスリフトする事でいい結果を得られています。それに、人工骨もいれ過ぎない方が再生する骨質も良好です(これについての論文はほとんどない)。
最近のケースです。

 
こんなような残存歯が残っていてさらに隔壁がある上顎洞なんかはまさに縦サイナスの適応です。
 

こんな感じです。
人工骨も昔のようにパンパンには入れません。

 
歯を抜いて直後は比較的容易にすぐ上の上顎洞粘膜にアプローチできるので、痛そうに見えるのですが、術後痛もこれがいちばんトータルでは少なくて済んでいます。細かいやり方はご許可が得られればまた記載できればと思います。
こちらのブログ、半分以上は教育目的のようになってしまいまして、たまに痛そうな絵が多くすみません。術後痛に最も配慮しております。
 
新宿ハプラス歯科 木村

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