その他患者さんの気持ち。医療脱毛編。[2025/05/31]
東京でかれこれ20年ほど、6つのクリニックをしています歯医者の木村と申します。お世話なっております。
わたしいい歳になりましてさらに禿げが進行し、そのまま綺麗に禿げ上がることを着々と準備しておりますが、スキンになるとルックスがどうしてもいかつくなり、優しい系で参りましたので円滑な医療と売上のために毛の生える薬を飲み始めまして、ギリギリ頭髪を保っております。
ヅラの事はまたの機会に書くとして、
反動で体毛も一律にやや濃くなり、薬始まる前は腕なんかツルツルだったのがふっさりとして参り、手の甲と指の甲にも毛が出てきて
わたし何回か、患者さんやスタッフから先生は治療してる時の手がキレイと言われたのが心の支えになってるのありまして、グローブ下の指毛のげじげじが許せなくなり、いざレーザー脱毛に。向かうは日本最大手の某S美容クリニック。5回コースくらい組みまして、今日で4回目くらい。
これが本当~に痛いんです。簡単な説明の後
看護師さん「前回は術後のひりつきですとかお痛み大丈夫でしたかね〜でははじめていきますね~」
マシーン「ピコパシピコパシピコパシピコパシピコパシピコパシピコパシピコパシ」
木村(いていていていていていていていて。痛ってーーー!)
看「大丈夫ですかね〜?」
木「はいまあ、なんとか。。。」本当は大丈夫どころの騒ぎではない。
看「じゃ続けていきますね~」
マ「ピコパシピコパシピコパシピコパシピコパシピコパシピコパシピコパシピコパシピコパシピコパシピコパシピコパシピコパシピコパシピコパシピコパシピコパシピコパシピコパシピコパシピコパシピコパシピコパシ」
木(痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛いむりむりいむりむりいむりむりいむりむり死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ、ぐぎゃーーーー!!!!)
地獄の拷問45分間が終了。
看「お疲れ様でした〜お痛みやヒリつき大丈夫でしたかね〜、本日はおしまいですのでお着替えしていただいて〜。」
木(余韻の痛みがやばいんですけど)「はいありがとうございました泣。お世話になりました。。。」

終わって放心状態。


私の腕毛がどうとか、誰も気にしていないのわかってるのですがね。。。こんな自己満のために何やってんだか。
患者さんの気持ち。痛くても痛いって言いづらい。言えない。そして大丈夫ですか?と聞かれて大丈夫じゃなくても我慢するしかない。私も削りすぎないようにとかの理由で、麻酔無しで虫歯を削ったり、咬合調整をしますけれど、あれ、絶対緊張しますので、麻酔なしの時には本当に配慮しないとと。でも痛いです大丈夫じゃないです、と言われてしまうと進まない処置もありますので、その辺を何とか我慢してもらったりコントロールするのもこちらの技量でもあるのです。
お見送りにて
看「今日は頑張ってもらったのでね〜よかったです〜お疲れ様でした、お肌の保湿とケアしっかりお願いしますね〜。」
看護師さん、気を遣ってくださる方でよかった。わかってくれてたんだ。死ぬほど痛いって、我慢してたって。
そんな一言で何とか患者さまたち、治療を続けられるのかもしれないです。
木村