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渋谷ハプラス歯科成功する治癒[2019/09/07]

歯科治療は外科治療に分類されます。
高速切削器具での歯質の切削。
メスでの歯肉切開。
骨へのドリリング、骨移植、などなど。
 
当院では虫歯治療や一般的歯周病治療のみならず、
外科治療もよく行なっています。
外科治療を行うたびに歯肉に切開を加え、
歯肉を開いて骨を整形したり穴を開けたりします。
その後は縫合で創面を閉鎖します。
そして1-2週間後に抜糸を行います。
 
その際に外科治療後の組織治癒の状態を確認するのですが、
患者さんそれぞれ治癒の程度や速度が異なります。
治癒が普通よりもうまく進んでいないこともありますし、
すごく綺麗に治癒が進んでいることもあります。
もちろん術式の侵襲性や複雑さによるところが大きいと思いますが、
それと同等に患者さんの全身状態や生活習慣によるところがあります。
 
治癒のクオリティを決定づけるのは
①創面のスタビリティ(安定性)と
②血流
です。
例えば喫煙者は
組織の繊維化が進み、毛細血管は萎縮し、組織の弾力が失われるため
治癒のクオリティが下がります。
喫煙者においてインプラントの成功率が下がるのもこれが原因です。
また、糖尿病患者においては、毛細血管などで細小血管障害が怒ったり、血管再生能力が低下するため、治癒不全に陥りやすくなります。
毛細血管の周りには未分化な幹細胞がいますので、
血管の老化=再生能力の低下
とも言えるでしょう。
 
それに加えて、
私が患者さんの治癒過程を日々観察する中で、
年齢が若くても治癒がものすごく遅い患者さんもいれば、
ご年配の方でもあっという間に治ってしまう患者さんがいます。
治癒が遅い若い患者さんは、お仕事が忙しく、睡眠不足や不規則な食生活の中生活をされていました。
治癒が綺麗に進むご年配の方は、毎日運動をしながら、栄養サプリを摂取されていました。
このようなケースはよくあります。
 
栄養状態と治癒の関係。個人的にはあると思います。
文献や報告ではそこまで一般的に知られていませんが。。
もしこの栄養状態と治癒の関係が大きいものであれば、
患者さんに食事生活指導もした方がいいことになります。
 
矢野

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