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渋谷ハプラス歯科糖のちょっと深いお話 4[2018/08/14]

お盆の期間ですね。
東京から人が減った気がします。
通勤の電車内でもゆったりと立てます。
ハプラス歯科はお盆期間も診療中です。
 
さて、前回の続きです。
高血糖状態をつくらないようにするには、どうすればいいのでしょうか。
まず第一に
GI値の低い食べ物を摂ることです。(GI:グリセミック・インデックス)

GI値とは、食事により上昇する血糖値(血液中を流れる糖の濃度)の上がりやすさを数値化したものです。
GI値が高い食べ物を摂ると、血糖値が急上昇します。
血糖値が急上昇したのを体が検知し、血糖値を下げるホルモン「インスリン」をたくさん分泌します。
インスリンが過剰に分泌されると、過剰な血糖は脂肪に変えられます。
これは肥満の原因にも繋がります。
それとは反対に、GI値の低い食べ物を摂ると血糖値の上昇は緩やかにおきるため、インスリンは正常に働きます。
 
では低GI値食材とはどのような食材でしょうか?
低GI値食材を選ぶポイントは以下の3つです。
・精製されていないもの
砂糖、精白米、食パンなどの精製されている食品は、高GI値の傾向にあり、
玄米やライ麦パンのような未精製食品のほうがGI値は低いです。
・硬いもの
歯ごたえがあるものは、食物繊維を豊富に含んでいることが多く、糖の吸収が遅くなります。
糖の吸収が遅くなると、血糖値の上昇を防ぐことができます。
・甘くないもの
甘い=糖分です。GI値が高くなる傾向にあります。
 
具体的には、
乳製品、豆類全般、卵類、未精製の主食、肉・魚、野菜全般、フルーツ全般
は低GI食品です。
 
小腹が、空いたら、甘いシュークリームではなく、ナッツ類などを食べると良いと思います。
 
最近流行っている糖質制限は、理にかなっている健康法と言えます。
もちろん極端な制限は良くないですが。。
 
あとはベジファーストという言葉もありますね。
野菜を最初に優先的に食べようという意味です。
野菜は食物繊維が豊富で、野菜を食べたあとに、炭水化物を食べると血糖の上昇が緩やかになります。
同じ食べ物を摂るにしても、食べる順番で血糖値の上昇度を抑えることができます。

 
たかが血糖値、されど血糖値です。
個人的にはおかげさまで健康を維持できていますが、
最近、知人友人が糖尿病で苦労しているのを目の当たりにしました。
ある方は、一日中血糖値を測定しながら、ずっとインスリンを自分で射っています。
ある方は、糖尿病による壊疽で、足の小指を切断せざるをえなくなりました。
これを機に糖について、健康について、食生活について、見直したいと思いました。
 
生活習慣病の発症は、40-60代が多いですが、
それは定期的な健康診断を通して、または病院の受診を通して診断を受けるからです。
発症は40-60代でも、体の健康のバランスが崩れ始めるのは
実はもっと若い時期からです。
若い時期に、不規則な食生活や不摂生が募ると、年を重ねるごとに健康のバランスが大きく崩れていきます。
 
次回は、自分の体で血糖値の実験をしてみたので、それについて書きたいと思います。
 
矢野

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