渋谷ハプラス歯科糖のちょっと深いお話 1[2018/08/06]
ブログを書くたびに暑い暑いと言っていますが、
今日も言います。
暑いですね!
みなさんお元気ですか。
いかがお過ごしでしょうか。
水分は補給していますでしょうか。
こんな暑い中でも、長い時間をかけて来院していただいて有難うございます。
さて今日は「糖」について書いてみたいと思います。
糖
美味しいですよね。
先日、コカ・コーラを一口だけ飲んだ時に、脳がとっさに「美味しい」と反応しました。
どうやら幼少期から味覚に刷り込まれているみたいです。
なぜいま糖なのか。
それは私が最近「糖」についていろいろ考えているからです。
むし歯をつくるミュータンス菌も糖を食料にして生きています。
糖を取り込み、酸を産生しています。
その酸が歯を溶かします。
むし歯は歯を喪失する3大原因の一つです。
平均う蝕歯数は以前と比べて減りましたが、侮ることはできません。
むし歯の発生を防ぐためには、歯磨きも大切ですが、同時に食生活にも気をつけなければなりません。
特にむし歯の好発年齢の幼少期-少年期には注意が必要です。
幼少期にむし歯が多いと、その方はずっと歯で苦労されます。
私は歯科医師なので、
まずはむし歯について書きましたが、
糖による疾患といえば、
他に糖尿病があります。
糖尿病は生活習慣病の一つで、
血糖値が高すぎるため、腎臓でのろ過許容量を越えてしまうため、尿に糖が出てしまうことから名付けられています。
日本人の糖尿病患者は推定1000万人以上にも及ぶと言われ、
年々増加傾向にあります。
糖尿病が悪化すると様々な合併症を引き起こします。
神経障害や、目の網膜症、腎臓の障害などです。
また動脈硬化も進行させます。
この動脈硬化は、心筋梗塞や、脳梗塞を引き起こす状態です。
糖は人間が生きていく上でなくてはならないものです。
生命活動を維持するエネルギーの源です。
その糖が
様々な疾患を引き起こします。
そんな糖の甘くないお話をしばらくシリーズで書いていきたいと思います。
院長 矢野