現在主流となっているチタン製のインプラントが日本に普及しはじめたのは1980年代。
それから30年あまりたった現在
日本のインプラント人口はどのくらいになっているのでしょうか。
厚生労働省の調査※1によれば
15歳以上で口の中にインプラントがある人は2.6%。
同じ年の15歳以上の人口は1億1000万人だったので
300万近い人がインプラントで生活を送っていることになります。
特に60~69歳で割合が高く、5%以上が
少なくとも1本のインプラントを入れています。
一方、インプラントと比較されることの多い
ブリッジの場合は全体の約35%、部分入れ歯は22.7%と
インプラントを大きく上回ります。※1
これらと比べるとインプラントはまだまだ普及途中の治療と言えそうです。
近年は、治療技術の進歩や実施医院の増加に伴い
インプラントを選択する人が増えていると言われています。
今後、天然歯に近い第三の歯としてインプラント人口も増えていくことが予想されます。
※1 厚生労働省(2012). 平成23年歯科疾患実態調査