現在、数多くのデンタルケア用品が販売されています。
手で磨く一般的な歯ブラシをはじめ、電動歯ブラシ、タフトブラシ、フロス、歯間ブラシ
ウォーターピック、歯磨き粉、洗口液など様々です。
歯ブラシひとつとっても何百種類とあり、自分で適切なものを選ぶのは難しいかもしれません。
ここでは、当院で働く歯科医と歯科衛生士が、自分でも使っているケア用品をご紹介します。
ケア用品選びの参考にしてみてください。
①電動歯ブラシ「フィリップス 音波式電動歯ブラシソニッケアー」
歯科業界シェアNo.1の電動歯ブラシです。
毎分約31,000回の高速振動により、フィリップス独自の“音波水流”を
発生させ、歯間や奥歯の歯垢も落とします。
手磨きに比べ7倍の歯垢除去力を持ち、海外・国内も含め数多くの
論文でもその効果が実証されているそうです。ブラシが与える圧力も手磨き
の約1/3と弱いため、歯や歯茎に負荷がかからないのも嬉しいところです。
②フロス「フロアフロス」
フロスには、歯の間に入れてから糸が広がるタイプと、広がらないタイプが
あります。フロス初心者や歯間が狭い人には広がらないタイプもオススメ
ですが、歯垢除去力は広がるタイプの方が高いと言われています。
ただ、慣れないうちは歯茎を痛めてしまうことも。この商品は384本の
細かな繊維がフワッと広がるため、歯茎も痛くなりません。
③歯間ブラシ「ルシェロ 歯間ブラシ」
歯間の歯垢除去にはフロスが優れていますが、歯のすき間が大きい部分には
歯間ブラシの方が効果なことも。ルシェロの歯間ブラシは先端の向きが
変えられ、自分に使いやすいアングルを選べるのが特徴。
握る部分が長めにできているため、奥歯にも届きやすいです。
④歯磨き粉「チェックアップ」
現在、多くの歯磨き粉にはフッ素が含まれています。歯の表面を強化したり
虫歯菌の働きを弱めるなど、高い虫歯予防効果を持つフッ素。その効果を
十分に発揮するためには、歯磨き後の口すすぎを軽めにし口の中にフッ素を
残しておくことが重要です。この歯磨き粉は、泡立ちが少なく優しい香味
なので、すすぎの回数が少なくすみます。
⑤ホワイトニング用歯磨き粉「スーパースマイル」
ホワイトニング効果を謳う歯磨き粉の中には、研磨剤を多く含み歯を削る
ことで白くするものがあります。使用しすぎると歯に細かな傷がつき、むしろ
汚れやすくなるため注意が必要です。この歯磨き粉は、粗い研磨剤は含ん
でいません。汚れの元となる歯の表面のタンパク質が独自成分により分解
され、歯が白くなります。
⑥洗口液「SP-Tメディカルガーグル」
洗口液は、口の中の殺菌や口臭の抑制に効果があります。歯を磨いたあとの
仕上げや、歯を磨く時間がない時などに使われることが多いようです。
この洗口液は口腔内及びのどの殺菌・消毒・洗浄ができ、歯周病予防は
もちろん風邪などウイルス対策にもなります。透明なので洗面台も汚れません。
⑦その他「パタカラ」
パタカラは、口の周りの筋肉を鍛えるためのゴム製の器具です。
口がしっかり閉まることで口臭予防になるほか、睡眠時無呼吸症候群の
改善や、表情筋のエクササイズによる美容効果もあると言われています。
最近ハプラス歯科の衛生士の間で流行っており、各自筋トレに励んでいます。