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All on 4角度による皮質骨接触率

| All on 4 について | 2012,11,30, Friday 11:32 PM |
先日に引き続いてAllon4。 角度について。
傾斜埋入はすばらしい発想だけど完璧な設計思想ではないと思う。
一番大切なインプラントのネックの皮質骨を損うわけですから。

いったい通常埋入と比べてどれくらいの皮質骨接触割合なのか。どのくらいもったいないのか。
誰も計算してないので
自分で計算してみます。

久々の受験数学。解けるでしょうか。
わくわく(笑)

骨面をx
骨面に垂直な通常のインプラント方向をy
傾斜埋入角度をθとしてそちら向きをz座標にして

こういう図になります。



積分が必要な事に途中で気付き、解いたものの自信がないので三角関数でも大雑把に計算




↑(注)これ途中から計算間違ってます。

インプラントのらせん形状などややこしい事は抜きにして
microgapの最深位置をd、インプラント半径をr,角度θとすると
d=2rsinθ
Nobelspeedyの直径4ミリで角度45度にするとdは2.83mm(深いな!!)

これまた大雑把ですがdと皮質骨厚を同じにして
接触面積は角度つきのほうをD3
まっすぐ埋入をD2として比率を求めます。すると


むむ。分厚い骨なら思ったより無駄にしてませんね。

マロ先生は昔は30度傾斜だと言ってたようですが今45度って言っているようです。
確かに一理ある結果となりました。


ああ難しかった。

つづく

all on 4の深度

| All on 4 について | 2012,11,29, Thursday 12:03 AM |
all on 4 の醍醐味であって最も難しい点といえば後ろ二本の傾斜埋入。
コレがほんとに考えだすと奥が深い。

まず埋入深度。
全部インプラントを入れると必然的にマルチアバットとのマイクロギャップが骨縁下深く入る。
本家のマロー先生は1ミリ深く入れろ、と言っていたようです。又聞きですが。
それに習って骨のツラまで全部入れているのですが、必ず4ヵ月後には角度を付けた一番深いところまでインプラント周囲ポケットが出来るわけで
なんとももったいない。
Nobel社のほかの先生たちはまっすぐ埋入の時は第一スレッドまで出しといたほうがsoft tissu integrationが起こるから長持ちと言う人もいる。
真っ向から言ってる事が違う。

で、結局僕はどうしてるかというと、骨のトップは大体かまぼこ型の曲線なので
それに沿ってきれいに入れば全部骨の下。
ちょっと頬側の露出がありそうなら傾斜の上縁は骨の縁上としてます。
画像は骨の幅があったので全部骨の縁下にしてます。
これで問題なく安定するはずなのですが。。。



やっぱりコレも4ヵ月後は一番下のマイクロギャップまで骨が下がるので
もったいないなあと思うのです。
カット面がナナメ45度くらいのインプラントを作ってくれれば一番美味しい皮質骨のintegrationが活かせるのになあ
などと毎回思うのでした。

つづく。

all on 4 について

| All on 4 について | 2012,11,09, Friday 10:02 PM |
ここのところ多忙でブログ更新不定期になっております。
申し訳ありません。
週に2回は!! がんばって更新します。

先日に引き続いてallon4
資料整理していたら懐かしい写真が出てきましたので掲載します。

6年前のノーベルバイオケア、ワールドツアーのライブオペ画像。
このときから日本に爆発的にallon4が普及していきました。





ノーベルバイオは世界最大のインプラントメーカーなのですが、製品開発、コンセプト開発、マーケティングに長けています。
ポルトガルという辺境の地で生まれたallon4を、今や世界レベルにまで展開してしまいました。

当時の私は卒後の駆け出しでインプラント経験はまだ少なく100本以下で、
給料は少なく、しかし勉強せねば!という強い危機感のもと
「まだ大学とつながりがあるので身分は学生みたいなものです。」などとギリギリの誤魔化しをして(このカンファレンス、歯科医は確か4万、学生は3千円くらいだったかな?)聞きに行きました。いい思い出です。ノーベル様には感謝。

当時はインプラント4本で全部支えるなんてありえないだろ、
という考えが日本の歯医者のまだ大勢を占めていました。
私もそう考えていましたが、このライブオペを見て考えが変わりました。
サージカルガイドを使い、ものすごい勢いでDrマロー(開発者)がインプラントを埋めていきます。


   


1本入れるのに約3分。
歯が入るまで15分でした。この速さには本当に驚いた。当時の私はインプラント1本埋めるのに1時間かかってましたから。


 


極め付けは彼らの演出。術後でふらふらの患者さんを無理やり起こして、
リンゴをその場で噛ませ、「ほらしっかり噛めるよね?」と
さらに花束を渡して
「新しい人生に乾杯だね!」とシャンパン。彼らはこういうわざとらしいのが大好き。さすが外人。


 


この日以来私の中でのインプラントに対する何かが変わりました。慎重で懐疑的、不安要素の多いインプラント治療が、もはや世界では普通のものであり
これから間違いなく患者さんに必要とされる。もっと自分も勉強しなければと、学習時間に占めるインプラントの割合は大きくなりました。


そして今や私もallon4を日常的に行い、Drマローほどではないですが問題なく治療が成立します。100例くらいは入れたでしょうか。



全体的に歯が悪くて、骨も少ない患者さんには間違いなく有益な治療法なので、これからも丁寧に取り組んでいきたいと思います。


all on 4

| All on 4 について | 2012,11,05, Monday 11:50 PM |
月に数例のall on 4がある。
なので年間にすると結構な数の症例となるのだけれど
やればやるだけ奥が深い。



どのケースも骨がシビアでリカバーが難しく
1手技たりとてミスはできないので
緊張するし、
毎回練った計画で望むのだけれど
本当にやりがいがある。
やはり一日で全く歯がない状態からすぐ噛める状態にまでもっていけるのは、術者としてもやっていて嬉しいです。


微妙な角度や審美性や外科侵襲など、改良すべき点も沢山ある。
顎の形や顔の形も人によって違うので、開発者のやり方の通りに規格的にやってしまうとうまくいかない場合もあるので
そこが本当にやってて興味深く、考えが尽きない。


今月は結構allon4があるので、プランニングが大変そうです。




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