HAPLUS ハプラス歯科
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基本は患者様の立場で様々なご要望にどこよりも効果的な治療でお応えします

当院のホームページをご覧いただきありがとうございます。

このページを見て頂いた全ての患者様とそのご家族、ご友人の皆様の健康とご多幸を祈念しております。このページを見て歯科医療の知識を少しでも得て頂ければ幸いです。当院での治療が自分に合いそうだとお感じになられましたら、ご来院頂ければと存じます。丁寧に治療してまいります。

インプラント治療を中心に取り組むことを選んだ理由

 人は誰もが、自分や家族が病んだ時、数ある選択肢の中から最良の医療を得たいと考えるものです。そしてご自身の人生に後悔のないように、絶対に良い医療を受けるべきです。
 歯科における最良の治療とは①再治療が無く長持ちし②よく噛めて違和感がなく③見た目が良く美しい歯を④支払い可能な予算の中で⑤通院可能な治療時間の中で効率よく⑥信頼のおける歯科医師と医療スタッフが丁寧に出来るだけ痛くなく施術してくれる治療の事です。しかしその最良と思われる治療も、今日の多様化した状況で患者様それぞれにより異なります。たとえば虫歯予防の必要な乳幼児のお子さんと、機能回復が必要なご高齢の患者さまで必要な治療は異なります。さらには医療技術も現代では高度に細分化され、そのすべての分野で一人の医師が最高の技術を習得するのは不可能になっています。よって「あなたにとって」最良と思われる医療機関で治療を受ける、という事が大切です。それはご近所の歯科かもしれませんし、大学病院かもしれませんし、当院のように特色ある歯科かもしれません。
 細分化された歯科医療のなかで私は、はじめはそれでも狭い口腔内ですので、目の前の患者様の全てを診ようと思って取り組んでいました。しかし臨床経験が2年を過ぎたころ、全処置をいわゆる一流と呼ばれる上位10%以内の水準にまで高めることは無理であると痛感させられました。勉強量、練習量ともに1日が24時間では追いつかないのです。一人の人間が歯科治療すべてを網羅し高いレベルで体得することは不可能です。
 その後は一貫して歯を失った方、あるいは歯を失いそうな方の治療に集中し専念してまいりました。具体的にはインプラント治療と、そしてそれを完成させるセラミックの治療に多くの時間を費やしました。そこに魅かれた理由は、歯科医師の仕事の中で最も患者さんに影響を与え、治療前後の変化が大きく、難しく、その分患者様から頂ける感謝やつながりも大きな分野だからです。

インプラント治療水準の高さを維持するための取り組み

 欠損補綴にはインプラント、入れ歯など数種類あります。その中でもここ5年間はインプラント治療のみに専念し、月に少なくとも50例の手術をおこなってきました。多い時で100例ほどです。積算すると今までに3000例ほどのインプラント外科を経験し、6000歯ほどの歯をインプラントにより再生させてきたことになります。付随してセラミック歯は1万本ほど製作してまいりました。これは調査機関データによると、日本国の歯科医師平均の10倍以上の症例経験になります。そして10年間での治療実感から申しますと、歯がなくなってお困りの方の治療選択としては、確かに費用の面での障害はありますが、よく噛めて長持ちするインプラントでの機能回復が間違いなくベストであると私は感じています。
 毎日手術をしてまいりました。その実体験の中で、どのようにすれば成功するのか、逆に失敗するのか、患者様から満足してもらえるのかということも見えて参ります。当然のことですが、前提となる原理原則をしっかりと押さえないと望ましい結果は得られません。例えば滅菌の徹底であるとか、術前の患者さんの口の中の健康管理・歯石を除去する、未治療歯周病を治療すること・かみ合わせを改善することなどです。
 設備は重要です。正確な処置と診査が欠かせないからです。高度な医療とは、繊細で複雑な治療を行うという事です。インプラントは0.1ミリ単位での深さや角度にこだわらねばならない治療です。3次元的なレントゲン情報・つまりはCTの撮影なしにインプラント治療を行うことは盲目的に処置を行う事であり現代ではもはや許されません。滅菌環境をより万全なものにするために、遮蔽された個室空間を作る配慮もしないといけません。肉眼では識別不能な疾患の判別の為に、手術用顕微鏡もあるべきです。最近では少なくなりましたが、当たり前の診療設備や体制すら整えずに口腔外科手術を行っている歯科医院も多数あり、それが一因ともなって一時期はインプラント外科にまつわる訴訟や事故が増加しました。残念ながらその経緯から日本では歯科インプラントに対し保守的な状態が継続してしまいました。
 自然科学では、一つの行為を行えば毎回必ず同じ現象が得られます。例えば、手に持った石を離せば必ず石は落下します。石の大小違っても、物体の落下の速度は同じになります。それと同じように、科学的になされた治療行為は、毎回同じ良好な結果を得られるべきものです。十分に検討され、開発され、検証されたインプラント治療という行為は、本来は高い確率の成功が約束されています。ですが現状の歯科医療はそのようにはなっておらず、未だにこれだけ失敗がクローズアップされているのは、経験の浅い歯科医師が、忙しい診療に追われ、乏しい設備の中で、月に数回しかない治療を行っているからにほかなりません。永きにわたり医療行為を受けてきた患者様が実感として感じている事は真実で、歯医者の世界で器用・不器用、うまい下手というセンスは厳然として存在します。ある一定以上の症例数がコンスタントにないと、技術を向上させられないばかりか維持できないのです。以上の理由で技術力の向上と維持のために、外科と補綴という特定の治療に重きを置いた専門的な医療機関の構築を行いました。当院のほとんどの患者様がその治療を受けておられます。
 他の医学の分野にも当てはまりますが、専門化された施設はその分野の患者さんとスタッフと設備が多数集積されることからその施設全体および執刀医師のレベルが維持されます。試合に出続ける選手が伸び続けるというスポーツの理屈と同じです。私共は年齢的にも比較的若く、手術をするための体力に不安はありません。今後も忙しくなりすぎない程度に質を保つために手術は続けていきます。技術を維持しつつさらに高め、幅を広げていきたいと考えています。その仕上がりは、同業である大多数の歯科医師からみて、「これはきちんとした治療がしてもらってあるな。」と言って頂ける水準を保つように全員で心がけています。

保険診療や一般的な歯科治療について

 保険診療や一般的な歯科治療に関してもお話ししたいと思います。狭い歯科の中でも治療の専門分野が細分化されていることは先に述べました。ですがそこで問題が逆説的に生じてきます。治療の専門を狭めれば狭めるほど、全体を診ることができなくなり、ついには問題のある歯を放置することになります。たとえば、奥歯が1本ない患者様がいらしたとします。隣の歯に歯石がつき、かつ虫歯があるとします。厳密に日本の健康保険のルールで行えば、この患者様のインプラント治療と隣の歯の治療を並行して同時に行うことは認められていません。そういった現状から、患者様に本当に利益のある治療の方向性と利便性と合理性は置き去りにして、インプラントを行うDrはインプラントのみ行う、という方向になっていきます。
 私はそういった状況で全く保険診療を行わずに5年ほどインプラント治療とセラミック治療のみを行っておりました。しかし上記の理由から残念ながら理想的な状態まで患者さんの治療を完了できないケースが多々ありました。具体的にどうするかというと、インプラント治療が終わったのちには、ご近所のかかりつけの先生、紹介してくれた先生にインプラント以外はお返しするというスタイルで行っていました。しかし本心ではもっと最後まで完全に自分の手で仕上げたい、局所的なインプラント治療のみでなく、全体的なかみ合わせの調整や、その後の歯周病や虫歯の再発予防などにも関わりたいという気持ちでした。同じ要望を患者さんから受けることも多々ありました。
 もう少し話を広げます。完全に科学的に立証されたわけではありませんが、その人のお口の状態というのは遺伝され遺伝していき、周りの人と類似していると感じます。口腔内細菌は親子で感染し受け継ぎますし、唾液の性状、歯の硬さ、形状、歯並びなども実に親子で似ているものです。夫婦間で歯周病が感染するというケースは多くあります。一人の人が問題を抱えて歯科医師の前に現れたとすると、その周りの大切な人も同じ状況にある、あるいはそうなってしまうリスクがあるという事です。これは大変重要な点で、一言でいえばその人の疾患はその人だけの問題ではないという事です。ですから医者は専門分野のみに精通していればいいのかというとそうではありません。専門を持ちつつ、周りを診られる見識と技術が必要です。
 以上のような経緯から、今日の複雑な状況下で、さらに自分の社会的使命を突き詰めた時に、今までにない診療形態を作らなければならないという結論に至りました。
 すなわち自分は、最も困っていて、重大な問題を抱えている患者さんを診ていきたい。悪くなる一方だった患者様の歯をプラスの方向に転換し、その人が食事や会話や趣味を通じて充実した毎日を過ごし、生きて、笑って、元気を出して明るい未来を送っていけるように手助けをしてあげたいと考えました。さらにそれで終わりにするのではなく、その人の抱えている潜在的で根本的な病因や問題もご本人と一緒に改善していきたい。ご家族で、ご友人でお困りの人がいたら、紹介されたら専門外だからと断るのではなく出来るだけの診察もしていこう、と考えました。そのためには専門性も維持しつつ、総合的な歯科治療も確り行わなければなりません。よって東京都心にある自費診療のみ行うインプラントセンターとは違い、当院では保険の治療も行っています。財政の問題もあり高福祉国家に比べ日本国の診療報酬は抑制されており大変苦しい状況ではありますが、できる限り満足度が高く長持ちする保険診療を提供していきたいと考えました。上記を達成するべく、練に練ったプランを具現化した医院を構築いたしました。
 誰でも医療が受けられるように低価格化に努め、利便性を高め、必要な設備も要所で最先端のものを揃えています。

診療時間や治療費について

 私の家には親戚含め、医療系の仕事についているものが一人もおりません。患者側からみた、普通の感覚の中で過ごしてきました。今ではこれが本当に良かったと思っています。会社員の父と教員の母のもと、東京で生まれ埼玉の田舎で育ちました。父は定年まで一つの会社を勤め上げました。転勤は多く、単身赴任の経験も累積で10年以上のようです。朝早く起きて1時間以上かけて東京の会社に出勤し、夜は遅く帰ってくるパターンでした。母は中学校の教諭をしていて、やはり定年まで勤め上げました。会社勤めの人や学校での先生たちの苦労をみてきました。会社や学校で問題が起こると当然帰りは遅くになります。取引先への連絡やテストの採点・通知表の作成などは特に神経を遣って家でもやっていました。それに加えて最近はいじめや不登校、介護など家族の問題、権利意識を濫用する顧客の存在など、第一線で働かれている皆様の苦労は如何ばかりかと思います。共働きで質素に生活をし、そして子供には教育をつけてくれた両親でした。
 母と、それから妹にはインプラントをしてもう5年たちます。父にも昨年インプラント治療を行いました。よく噛めるようで大変喜んでもらえました。借金はしたくないと考えていた父母はやっと今になって退職金を受け取り、自分のために少しずつお金を使い始めました。もう少し早くてもよかったのではないかと考えています。おそらく大多数の日本人が同じように仕事をし、苦労もし、そして生活していると思います。ほとんど自分の時間などないはずです。そして自分のための自由なお金というのも、またほとんどないのが実情だと思います。そしてそんな方こそ今まさに治療が必要だったりします。心配な症状を放置したがために歳をとってから体を壊す方、また歯が一気に悪くなる方が沢山来院されています。
 であれば私は働き盛りの方も通いやすいように夜も診療してあげよう、となります。皆様が健康を維持できるように、できる限り利便性を高めよう、と考えました。当然その分医院のスタッフは夜遅くまで働くことになりますがそこは工夫して、休みは多めでリフレッシュしてもらい、メリハリをつけてスタッフにはキャリア構築してもらう勤務体制と致しました。
 治療費についても同様で、利益の追求ではなく、採算が合えばいいというくらいの設定にしました。日本の世帯当たりの収入は頭打ちか下落傾向です。最先端の医療を受けたくても、特に歯科ではなかなかその費用を捻出できないのが実情だと思います。私も同様に、普通であれば自分より家族にまずお金を使います。患者さんを診察していると、ベストだが高額な治療は出来るだけ行わず、第2選択の治療法で結果が悪くなった医療の選択履歴が本当に多く見受けられます。再治療が何度も行われています。健康が悪くなっても仕方がなかったかと皆さん思っていらっしゃいます。あるいは高すぎる治療費と保険の治療の2者択一しか選択肢が無かったと前医を非難する患者様もいらっしゃいます。
 そういった患者様や、施術側である歯科医師も最近では我慢しつつ回っていたのが現状だったと思います。昨今の歯科医師ワーキングプア問題がそれを物語っています。ですが経済的な点が問題で最善とは言わないまでも、及第点の治療すら選択できないのはあまりにも不幸なことです。そういう患者さんのやり直し治療が本当に多いからです。
 そんななかから自然と、従業員には働き甲斐を感じられる水準の報酬を支払いつつも経済的に制約がある人でもどうにか捻出が可能な治療費の設定にしたいと経営努力を行うようになりました。当院の治療では、まじめに仕事をしている人であれば、ご自身のために貯金をすれば支払いは可能な治療費の設定にしております。必ず事前にお見積りを提示し、無理な請求などは行いません。どうしても予算内に治療費が収まらない場合は、何とか及第点に達するような治療の選択肢を患者さんと探していきます。

HAPLUSという名前に込めた想い

HAPLUS ハプラスという意味なのですが、私の今までの仕事と願いをそのまま名前にしました。歯をプラスする。あるいは歯にプラスする。
 これまでは歯を抜く。歯を削る。入れ歯を入れるが合わなくてすぐに外してしまう。マイナスだったわけです。そうではなくて常にプラスの方向に治療を行ってきました。歯がないところにインプラントを入れて、自分の歯のようにかめるようにしてあげる。虫歯になったがまだ使える歯は、当然虫歯は丁寧に除去しますが、その後はフッ素で強さを増したり、虫歯になりにくいグラスアイオノマーやセラミックで補強したりと、繰り返しの治療ではなく何かをプラスに変えるわけです。
 また英語のhap- の接頭語には偶然・運・運命といった語源があるそうです。Happyやhappen perhapsに使われます。ここで出会う同僚や患者さんたちと何かが偶然に、運命的に良い方向に向かうように願を込めて造語を医院名にいたしました。
 改めて当院にご通院頂いている患者様に感謝を申し上げるとともに、皆様の健康とご多幸を祈念しております。当院が少しでもお役に立てれば幸いです。

木村 隆寛 Takahiro Kimura

経歴

  • 2005年 国立新潟大学 歯学部卒業
  • 2009年 IDC新宿院長
  • 2011年 IDC横浜院長
  • 2012年 池袋ハプラス歯科院長
  • 2017年 池袋ハプラス歯科総院長

学会・資格

  • 国際インプラント学会認定医(Academy of International Advanced Implantology)
  • 米国インプラント学会認定医(The American Dental Implant Association)
  • 国際インプラント学会(ICOI&IPS member)
  • ドイツ口腔インプラント学会(DGZI member)
  • Advanced Implant Surgery & Prosthodontics 修了
  • Anterior Esthetic Implant Prosthodontics 修了